研究室にいた人ならばわかると思いますが，実験装置の中には常時動かしておかないと
いけない種類のものがあるのです．
私の場合で言えば，微生物の研究をしている事情から
これらの培養装置のポンプとかヒーターとかは，ずーーーと稼動しっぱなしなのです．
しかしながら，年末年始は学校に入れなくなりまして，
火の用心には格別の配慮が必要なわけです．
ふつう，このような装置には”安全装置”なるものが備わっていまして
緊急時には自動でストップするようにできております．
が．．．中にはついてないものもございます．
誠に遺憾ながら，本年使用しておりましたエアーポンプには緊急脱出装置みたいなものは
備わっておりませんでした．そのため，”エアーポンプ”は誰もいなくなる年末年始は
稼働を停止せざるを得ませんでした．
わたくし個人的な考えでは，常時稼動を前提に作られたエアーポンプは火災の危険は
”とても低い”と考えておりますが，今回は止めるほかありませんでした．（ある方の指示で
我々の用いている微生物はおよそ20～30℃が生育適温とされております．
今回のような件でエアポンプと 巻き添えをくらって停止させられたヒーターが
停止いたしますと，死んでしまいます．
一方，わたしは微生物の研究を今後も続けなければなりません．
したがって，甚だ面倒ながら
現在，微生物と移住，同居しております．もやしもん状態です．
又聞きによりますと，今回の件のお礼は，”いずれ，形のあるもので”
とおっしゃっていたようです（ある方が
このフレーズもどこかで聞いたような気が致しますが，
来年，期待するところであります．
では，皆さん良いお年を
0 件のコメント:
コメントを投稿